堤防からのルアー釣り
堤防釣りルアーで釣果を上げる







海釣りでのスタートは「堤防釣り」って人は多いはずです。
子供の頃、父親に初めて釣りに連れて行って貰うのが堤防釣りだった人は多いと思います。
私もそうだった気がします。


堤防の釣りはファミリーフィッシングのイメージも少なからず有り、サビキ釣りや、ゴカイや切り身を付けたエサ釣りが多いイメージだと思います。


勿論ルアー釣りからスタートする人も居るでしょうから一概にエサ釣りが基本とは言いません。
そう!
釣りは楽しければ良いのです。



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1楽しい釣りにするには



釣りって何?

海、川、湖、渓流、条件は色々ですが、水辺に行って魚を釣ろうとする行為が釣りだと思います。
釣り好きな人の多くが「釣りに行っている事が楽しい」なんて言う人も居ますが、
初心者や子供達にとって、釣れない釣りなんて苦痛でしか無いと思います。
私も時に、「釣りに行ってる事だけでも楽しい」なんて言葉を使ったりしますが、釣れない釣りなんて
楽しくないですよ!
釣れないよりも、釣れた方が楽しいと思うのは当然な事だと思います。
ただし、家族や釣り仲間としゃべりながら釣りに行く道中や、釣りをしながら様々な事を話す事が楽しいって気持ちは間違いなく大きな楽しみであり、幸福感でもあります。
しかし、釣りという行為で楽しいと感じるには、魚の引きを味わい、釣り上げた時の達成感が幸福度合いを上げる重要な要素だと思うのです。
そして最大な要素はマナーです。
大人として交友関係の中で、最も大切な事はマナーとルールです。
マナーとルール
大きく「釣り」の中ではゴミ、タバコの煙や吸い殻、駐車スペースの確保、ライフジャケット着用の必須、乗り合わせる車の中を汚さない、交通費の負担、乗船した船の清掃(自分の釣り座)、マイナスイメージを持つワードの発言を抑える など
気の知れた友人との釣行ならまだしも、大人になってから知り合う(会社は勿論、SNSなど)人にとって、有益な人と知り合いたいと思っている事は、誰しも同じだと思います。好きな釣りを楽しく過ごすには、自分は口下手だ、特に取柄もない、などと思っていても、出来る事は、マナーを守る事だと思います。
釣りには車で行く人が多いと思います。早朝や深夜に起き釣り場に向かう際、スピード違反で捕まった・・・なんて事になったり、堤防に近いから駐車違反の場所に車を停めて戻ったら違反切符を・・・とか、レッカー移動されていた・・・なんて事になったら数日間気分が落ち込むのでは無いでしょうか?やはりルールを守る事は、どんな時でも必要と思う他ない事実です。


2どうすれば釣れるのか?




エサ釣りでも、ルアーの釣りでも、根本的な部分は違えど同じ要素があります。
人間からすると、エサ釣りはご飯を目の前に差し出し、魚に食べさせる釣り方ですが、ルアーは餌に似せた偽物のエサを動かし、魚を騙して魚に口を使わせる事です。


エサ釣り=エサを食べさせる
ルアー釣り=口を使わせる

と私は思うのです。


3ルアーの概要


ルアー釣りの考察(私の)これは釣り具の製作、ルアー制作に携わり設計製作をする私の考えです。
魚(生物)にとって生きて行くには、食べないと生命維持が出来ません。
ルアー釣りの考えでは、「エサに見せて釣る」イメージで使うルアーと、「威嚇行動を促すルアーの2種があると思っています。 威嚇とは縄張りを守る為に、他の魚や生物を寄せ付けない様に体当たりしたり、口を大きく開けたり、かみついたりする行動です。
ルアーデザイナーはコンセプトが有り,それに基づいて設計製作する場合が多いです。そのイメージに合わせ動きを確認し、テストを重ね、実釣した末に商品化されているメーカーが多いです。
製作者と同じイメージで使えたら釣れるチャンスは増えるはずですよね?テストして作っているのですから!
Q;ではエサに見えるルアー、威嚇させるルアーどっちが釣れる?

A;場合によって違うと思います。

TVなど魚の生態を取り上げた番組を見ていると、繁殖期(産卵期)にはエサを捕食しない魚も居るようです。
時間帯でもそれ(捕食行動)は起きると思います。
実際の事は正確には解りませんが、捕食行動と、威嚇行動の違いは長年釣りをしていると判る気がします。
私は魚でも学者でも研究者でも無いのであくまでも気がするだけです。
でもデーターを取って時間、場所、水温、天候、潮位など多くの経験で釣果が確保できる事も現実にあります。

この事を踏まえ、絶対魚を釣りたい!なら、捕食タイプも威嚇タイプどちらも使いたいですよね?
しかし「釣り」は、経験を重ねると人によってもこだわりが出て、「今日はこのルアー」で魚が釣りたいって人も居ます。
私はそのタイプなのかも?とは言え、私はエサ釣りも中深海?浅場のキスやハゼ釣り、ルアーも以前はマグロのキャスティングなど何でも好きです。

4魚の習性は?「ルアーを使う順番」


そして強く疑問に思うのは、「魚は威嚇した後に直ぐ食事をする気になるのか?」
イライラしている時に捕食行動をするのか?と言う考え方です。
ルアー選択時に、リアクションで喰わせるルアーと、ナチュラルスイムのルアーをどっちを先に使うべきか?
私はイライラさせられた後の食事は嫌だと思うので、ナチュラルスイムを先に使った方が良いのではないか?と考えます。(イカ釣りの場合は考え方が違います)
リアクションで釣れる時にルアー釣りではガツン!(最大の引き抵抗)と来るアタリから、釣りの満足感が大きいと感じます。これが醍醐味って人も居ます。
しかし、ナチュラルスイムのルアーで釣った時の「やってやった!感」の大きさはそれ以上と私は感じるのです。
ではどうやって釣るのか?


5ほっとけシュリンプとレプトケ


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私の作ったワームに「ほっとけシュリンプ」と「レプトケ」と言うソフトルアーが有りますが、どちらも見せて釣るルアーのイメージで作りました。

ルアーの中にはジグやプラグの様に硬い物と、ソフトルアーと呼ばれるワームなどが有ります。
私が作った物は、ソフトルアーでワームと言われる物です。
大きくハードルアー、ソフトルアーの2分類され、ハードルアーはリアクション系が多く、ソフトルアーはナチュラル系が多いのかも知れません。
私が企画開発した ほっとけシュリンプとレプトケ はソフトルアー系のワームです。
両方ともロッドアクションは無しで、水流を受け自然に動き波動で魚を誘うナチュラル系のルアーです。

「水流を受ける」とは、川の様に常に水が流れているなら釣り人も意識し易いですが、海の場合中々イメージ出来ませんよね?

そうではありますが、海も潮の干満や風、波、様々な要因で必ず水が流れているのです。と言うか流れの有る場所が釣れる場所なのです。
(何度も書きますが、私の考察です。)
都市圏近くの海では濁りが多く、ルアーの動きを見て釣りする事は出来ませんが、イメージしてください。流れが有れば頭の方向が定まりますよね?回転しませんよね?
「泳ぐ向きを一定にしつつ変化を出した時に魚は口を使う」
泳いで来た餌を待ち伏せしているターゲットにとって捕食対象となるルアーはどう泳がせるべきか?そこがルアーフィッシングの奥深い面白い所だと思います。

「ターゲットにより食事のレンジが違う」




私の好きなロックフィッシュと呼ばれる魚達、カサゴやハタ類でも岩場に居る事は間違いないのですが、行動範囲が違います。

魚種により住み分ける事で生き残っています。

この行動範囲により狙い方が変わります。魚種により住み分けがされているという事

カサゴが釣りたいならボトムべったりで探ります。

アカハタ、キジハタが釣りたいならボトムから30〜50cm上を探ります。

それ以上まで上げて来るならオオモンハタなどが狙える確率が上がります。

食性も違います。カサゴはゴカイ類、カニ、エビ、小魚と様々な餌を食べます。

キジハタ、アカハタはエビ、カニ、タコ、小魚

オオモンハタは主に小魚

私が東海地方で実際に魚を釣った時に吐き出した物や、胃の中の内容物での記載です。

この様に対象魚種によりルアーの形、サイズ、重さなどアングラー側が考えて魚に合わせる事が重要です。

なので、ルアーを水中に入れ、ボトムタッチの瞬間に喰って来るのはカサゴ、スローアクションで30〜1m位リフトした時に喰って来るのが、アカハタやキジハタ、それ以上巻き上げてのアクションで喰って来る事が多いのがオオモンハタとなります。




私がこの3魚種の中で釣りたい(食べたい)のがキジハタです。




完全なルアー選択の失敗例

ある有名某ルアーメーカーのヒラマサをロックショア(磯場の陸っぱりルアーフィッシング)で使うルアーをタックルもラインも全て推奨の物を数十万円掛けて購入し、Youtube動画で勉強して万全の状態で、名古屋から車で30分の堤防からヒラマサを狙って釣る!と言っても絶対釣れません。

これは絶対釣れないです!その堤防にはヒラマサが居ませんから(ヒラマサの居る堤防を探しましょう)

先ずは自分が釣りたい対象魚種が居るポイントを釣具店や釣り仲間、インターネットなどの情報で探し、ルアーを準備して様々な可能性をUPさせる事から始めましょう。






元に戻して、堤防釣りで釣果を上げる方法




6ルアーの操作イメージ




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魚種を問わず兎に角魚がルアーで釣ってみたいって方へのアドバイスです。
https://youtu.be/QThAl8-EESA





先ずは、ほっとけシュリンプでの狙い方です。
ほっとけシュリンプは水流を受け足が振動し微波動で魚にエビのエサだと認識させるルアーです。
ジグの様にロッドをアクションさせる必要は有りません。
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文章解説
初めての堤防(ポイント)で釣りをした場合の解説です。
なので水深は不明です。


1 は10m位キャストします。着水と同時にフリーフォール(ラインを止めずに落下)させ数字を数えます。カウントスピードは自分の好きな速さで問題ありません。(少し早めの数え方の方が正確に出来ると思います)
2 着水(海面)から着底(ボトム)までのカウント数を覚えます。
3 例えば12カウント(人によって15かも知れないし、10かも知れません)でボトムタッチの瞬間が判ったとします。
単純にカウント数をメートルに換算します。という事は12mの水深があると仮定します。
リグ(ルアー)の重さ、沈下スピードにより変動しますよね?なのでルアーチェンジする度に確認する必要があります。
4 ボトムタッチ、カウント数記憶、ルアー回収

5 再度同じ所へキャストし、水面から12カウントで落下するなら、8カウント目でラインを止めてカーブフォールでボトムまで待ちます。このスピードがフリーフォールでは8+4=12から、カーブフォールでは8+8=16に増えたとします。(16?8=8)

この8の部分が食わせるタイミングを計る(集中する)部分となります。

6 8カウント中の6(14カウント目)でロッドをゆっくり立てると、合計16カウントでボトムタッチしていたのが、ロッドを立てる事により18カウント目でボトムを感じたなら、カーブフォールを開始して〜ボトムまで8だった距離が合計10となり、魚にアピールする距離がフリーフォールでは4だったのが、カーブフォール+ロッドを持ち上げる事により12へ増えたという事です。

単純に3倍の時間魚にアピールできた計算になります。




7堤防でのルアーの操作イメージ図解


もう一度順番に書きます。
1 10m位キャストしm着水と同時にカウントを開始
2 ボトムタッチに集中し何カウントか数える。(12だった)ボトムタッチと同時に即回収する。alt
3 再度10m位キャストする。ボトム付近で魚にアピールさせたいので2/3の8でラインを止め、
   カーブフォールでボトムまでのカウントを数える(合計16だった)
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4 ボトムタッチと同時に回収する。



5 再度10m位キャストする。カウントし8でラインを止めカーブフォールし

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6 14カウント目でロッドを立てボトムまで16でボトムタッチさせる。

堤防の釣りでは1〜6番をした後に5,6の操作を繰り返す事になります。

この様に釣りをする事がイメージ出来れば「ほっとけシュリンプ」を使えば自然に釣れてくれます。

勿論他のルアーでも釣れる確率が上がります。

多くは6の工程(ロッドを立てる)部分でアタリが出ると思います。

要するに、ボトム付近で水平移動が作れる所です。

そして更にイメージ出来ると6のボトムタッチを感じる前に、リールでラインを巻きながらロッドを下げつつアタリを取ったり、リールを巻く事によりボトム付近を根掛りさせる事無く一定のレンジでアピールさせる事が出来ます。

ここまで出来るとどんなルアーを使っても思いのままにアピールする事が出来て、釣果は自然に付いて来る様になるのです。




そしてこの操作はエサ釣りでも効きます。




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軽いジグヘッドで、アジなど(アジング・メバリング)を狙う時も基本的には同じです。
アジングやメバリングのジグヘッドは0.6g〜2gなどとても軽いルアー操作をします。
当然ライン太さや、ロッドの感度など専門的なタックルが選ばれる必要があります。

しかし基本的にやる事は同じと思って問題無いです。
ただし対象魚によって住む・捕食のレンジが違うのでカウント数、リールの巻く速さ、タイミングなどが変わります。
リールを巻いて魚を釣る技術を覚える前に、カーブフォールで釣る技術を身に着けた方が釣れる釣りが身近になると思います。
一生楽しめる趣味の釣りを楽しみましょう



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